top of page

『沈黙−立ち上がる慰安婦』を観て

 〜感想文を掲載します〜

■更新:茅ヶ崎上映会の感想を掲載しました。2018.1016

ブログより

​・OCHLOS(オクロス)崔勝久 沈黙を観て 2018・1・14

慰安婦&ジェンダー平等ゼミナールのブログ 2018・1・1

「慰安婦」問題とジェンダー平等ゼミナール代表・吉川春子

郷土教育全国協議会 2017・12・2

​・今こそ見るべき沈黙 ソウルヨガ

・呼びかけ文   映画『沈黙』と私 当事の支援から

​・山本 貴美子 敦賀市議会議員 ブログ

・宇佐美さやか 横浜市議会議員 ブログ 2018・1・3

2018年7月7日〜神戸映画資料館 朴壽南特集

・DVDで観た時には感じることができなかった一人一人の証言の迫力がクローズアップ、超クローズアップで伝わり、朴スナムさん自身もスクリーンに映った時には一世の証言者の言葉を一つ一つ、解釈し、時には世代間の隔たりを露わにしたり、とにかくこれまで以上にこんなにも刺激的なドキュメンタリーがあることに驚いています。以上『もうひとつのヒロシマ』のみ映写された段階で書いています。/

一番印象に残った場面:一度朴さんの話も伺って論文で書かせてもらったのは、やはり証言映画としての側面です。長崎で被爆した金さんの娘の話で、声のつまされるシーンが特にインパクトがあると感じました。聞き取りをする聞き手としての朴さんと、和訳をするナレーターとしての朴さん、証言の場を作る現場の人間としての朴さん、これら全ての作業を考えると監督という言葉では表現できない、「ハンプリ」などなど媒介者としての独特、重要な役割を果たしているような印象を受けてました。(2018・7・21)

 

・今日は目からうろこのもう一つの問題(私は在日二世ですが)「慰安婦」1000人が沖縄に連行され地獄の苦しみ、玉砕場での犠牲、軍属徴用で畜生以下の扱い、数少ない証言者の記憶…日本政府はここでも史実にあったことをなかったことにする態度なんだと怒りが湧きます。韓国からの体験証言者はとてもリアルでよかったです。朝鮮半島の歴史が大きく動き出しました。大きな希望が見えるこの時期にとても貴重な映画を見せてもって良かったです。

2018年7月22日 神奈川県平塚市 自主上映

・日本人がやらなかった反省すべき日本軍国主義批判、天皇責任を命がけてハルモニたちが私たちに教えてくれています。日本人として恥ずかしいことだと思います。マスコミも皇室批判をタブーにしています。これから生前退位、きっとマスコミも天皇家番組を繰り出すと思うとくやしく、ゆううつです。政府のけしからん政策の保管を天皇が日本中かけまわって消し去る役目を負っています。ハルモニたちの多くは願いがかなわぬまま亡くなってしまったわけです。なんとかしなければならないと思います。

 

・凄い映画でした。ハルモニ達の戦いは人間回復の戦いであり戦争の力で個人を抹殺した事への戦いであり、今も平和への道へと続いています。黙り続けている日本政府、軍人達はひきょう者です。辛い体験を抱えて日本政府へ訴え続けたハルモニ達の不屈さに感動し、一日本人として本当に謝罪します。

 

2018年4月7日〜アップリンク渋谷

2018年4月7日アップリンクアンコール上映

・私は在日朝鮮人三世として生きてきました。民族的アイデンティティを失いかけることもありました。この映画を通じて朝鮮人の誇りを忘れてはならないと再認識致しました。(高3男子)

 

・朴壽南監督『沈黙 -立ち上がる慰安婦-』(2017)を観てきました。「歴史から消された在日の体験。それを掘り起こすのが私の仕事」という朴監督。私がやっていることにも通じるものがあり、とても観たかった作品でした。作中で高校生にハルモニが自身の体験を語る場面がありました。1994年の神奈川の高校でのことです。体験談を聞いた高校生は涙ぐみながら「自分たちの子どもにも伝えていかなければならない」と感想を述べます。そこでハルモニは「これから先のことを頼みますよ。あなたたちの気持ちにかかっています」と。

あの高校生たちは、今どうしているのだろう。自分の子どもに、ハルモニの話を伝えることができただろうか。あのときの気持ちを、今も忘れずに持ち続けているだろうか。あの高校生たちと同じ年頃の私は思いました。私は何をしてきただろう…と。この作品では元慰安婦たちが主人公でしたが、沈黙を破って立ち上がった人びとに、私たちは何をすべきなのか。作品を観た感想を多くの人々と共有したいと思いました。なので昨日はひとりで観に来てしまった事が悔やまれて仕方ありません。次に機会があれば、できれば94年に高校生だった私たち世代の友人を誘って観に行きたいと思いました。また、この作品は『アリランのうた-オキナワからの証言』『ぬちがふぅ 玉砕場からの証言』に続く三作目とのこと。ぜひ、他の二作品も観たいと思いました。

 

2018年2月24日福岡KBCシネマ(1日限定上映)※満員御礼で3月24日再映となりました。

・昨夜はKBCシネマで「沈黙 立ち上がる慰安婦」上映。きついきつい映画で観ることがとてもシンドイ。でもこれが知らなければならない真実。劇場は満席どころか、両脇、後方にビッシリと補助席を出してもなお立ち見が出るほどの来場者。30数年前にテアトル西新でのチャップリン特集を観た時もこうでした。上映後、劇場ロビーで若い小学校教師がワンワン泣いている。社会科を専門に勉強してきて知ったつもりだったけど自分は何も知らなかったと。良い先生になりますね。(福岡・Facebookより)

 

2018年2月17日〜大坂シネ・ヌーヴォ

・ハルモニたちのお話を聞く機会は何度かあったものの、この映画をみて初めて当時軍医をしていた人の話など聞けて良かった(10代)

・沈黙を破るのはいつでも抑圧される側であることに憤りをあらためて感じながも、この映像を通して生き続けるものもあると実感させてくれた作品でした。(20代)

・第一に私はみていて心が苦しくなった。日本の戦争の加害責任を問う取り組みをやはり学校で行わなければいけないと思う。この経験の有無が成人後の人生を左右するのだから。 (30代)

・この映画はまさしく平成の日本に住む私たち自身に問いかけられている作品だと痛感しました。この作品を見て私たちは何をしなければならないのか?一人でも多くの人に見ていただきたいドキュメンタリーです。

今まで日本軍元従軍慰安婦について描かれたドキュメンタリーを見て来ましたが本作品ほど考えさせられる映画はなかった。ハルモニたちは明確に侵略戦争である事を認めその責任者である昭和天皇の謝罪を求めているのにそれを受けようとしない現日本政府ばかりでなく、支援団体までが混乱している姿が写し出されている。現日本政府を選んでいるのは私たち自身なのです。(60代)

 

・知らなかったことを教えていただきました。今まで誰からも教えられず知らなかった様々なことも自分なりに考えもっと学びたいと思います。日本人として知らなかったことがは恥ずかしいです。(60代)

・負の遺産を追い続けなければならない。日本政府は不可逆的にというが文大統領はボタンを掛け違えた条約だから元に一旦戻してといっている。慰安婦にされた人たちの声を聞かないと。やっぱり日本政府の謝罪と補償だ。よく謝れば「土下座外交」だとかいう人がいるが悪いことをした人は相手がアヤマレ!と言えばいつまでも謝り続けないといけない。100年でも200年でも。そして未来に向かって進まないといけない。踏まれた人はいつまでも忘れないと思う。(70代)

 

・戦時中日本が行ってきたことを慰安婦の人たちに国が謝らないというのは本当にひどい国だと思う。すべてにおいて他のことでも水に流す国だとも思う。

・激しい怒りがドバーと湧いて来ました。怒りがどーんと深まりました。遺骨がひきとられて、良かったなと思いました。皇民化教育のすりこみの恐ろしさを、(ハルモニ達が語った時)感じた。同じ韓国人であっても「もういい加減にしたらどう!しつこいなあ!」と思っている人たちもいらっしゃいます。「おもてなしの国?」相手とは難しいと思う(70代・在日)

・日本人として知らなければならないこと映画を通して語って下さって本当にありがとうございます。このことは決して忘れてはいけないことであると思います。日本の全ての人に見てほしい映画だと思いました。<印象に残った場面>本当に苦しいことを勇気をもって話してくれた一人一人の方の証言全てです。また国と国の間にはさまれて本当に苦しい当事者の方々なのにそういったジレンマを具体的に映画の中で表現して下さったところです。2/21

​・人間を押しつぶし身体も心も傷つける行為を「なかった」ことにすることは映画にもあった通り「日本の人たち」にとっても人間や尊厳の否定になると思います。また日韓政府や団体の思惑により何よりひとりひとりのハルモニ(人間)の尊厳がなんども(今も)傷つけられていることにがく然としました。彼女たちの後ろには何百倍もの沈黙したままの方々がおられること、そしてその何百倍もの「加害者」がいることを改めて気づかされました。50代

 

・挺対協との関係をよくわからなかったのでショックでした、「被害者の会」が見えない形というか、私は認識できていなかったと思いました。方向性が違うと思えないのになんとかできないのか。この場合、挺対協が率直に謝罪すべきだと思う。“性奴隷”の問題はきくのがつらくて避けて来ました。今からでも何かできないかとオロオロするのが正直なところです。挺対協のことでも逆に支援している人に見てもらって議論できないのかとか。いずれにせよ広く見られてほしいです。何かできないか考えます。40代 2/24

​・2回目に見ましたが1回目には見落としていたことがたくさんありました。二時間にびっしりつまったハルモニたちの植民地化、戦場、祖国独立後の体験、日本政府との闘い、すべてがしっかりと記憶としてとどめておくべきだと改めて感じました。貴重な記録を残してくださり本当にありがとうございます。「いかなる権力にも組みさない」という監督のメッセージが重く伝わって来ました。60代 2/27

​・壮絶すぎる被害者たちの人生に言葉がない。そして政治にほんろうされ、助けるはずの支援団体にも見放されたというのはあまりに悲惨だ。(印象の場面)私たちは娼婦でない!と心無い政治家のことばに怒るところです。2/27

・勇気をもって立ち上がった元慰安婦の女性達の不屈の行動に深く感銘を受けました。ハルモニの実際の行動をあまり知らなかったので良かったと思っています。事実を知ることの重み。多くの日本人に見てもらいたい映画を製作していただきありがとうございます。侵略戦争の国家責任はぜったにあいまいにしてはいけませんね。70代2/27

・ハルモニ達の闘いが1990年代だったことが印象的でした。70代•2/28

・最初の村に居られなくなった「わけ」にうちのめされた。殺されていった女性の全体を被害者としてクローズアップすれば女性の大虐殺として位置付けがもてる。それは「他民族」のジェノサイトの一つ。ハルモニ達をとりまく背広の男たちが「兵隊」と重なった。怖かったのでは?しかし立ち向かい過去の力のない少女としての自分を抗う者として回復されたのではないか。日本の支援者との出会いを通じてホンの少しでもその被害を訴え「国の対立」ではない、つながりをえていたことに感銘を受けた。60代 

 

・「慰安婦問題」がなんとなくその背景がぼーっとながらわかりました。戦争とはそして慰安婦も一種の兵器という軍医の証言が心にしみました。「少女像」がバスに乗ったり、韓国の人たちは訳のわからんパフォーマンス好きな嫌日の民族だとばかり思ってました。今から25年前からずっと朴監督のようにフィルムを回し支援し続けた方がいたことに感謝します。当時仕事と子育てで忙しすぎて、そしていまは、なんとなく韓国好きが恥ずかしく行動できない自分が恥ずかしいです。50代 2/23

 

 

2017年12月30日〜2018年1月19日 横浜シネマリン(アンケート回収154枚から一部を掲載します

 

神奈川朝鮮高校・3年男子

・まず、最も尊重されるべき存在は被害者であると改めて感じた。国家や組織は特定のイデオロギーにとらわれてしまう。組織の中では個人は埋没してしまうのだ。(印象に残った場面)沖縄の慰安婦ハルモニの遺骨を総連と民団がとりあうシーン。一方的な視点ではなく被害者からの複雑な視点が描かれていて素晴らしかったです。今後は我々の若い世代が歴史をしっかりと残していかなければならないと感じた。2017/12/30

・慰安婦問題は国家間の政治の問題ではなく一人ひとりの人間の人生の問題として真摯に向き合い考え続けていかなければならないと感じました。1990年代のハルモニたちのその戦いは私が生まれる前の出来事ですが事実を知らない世代が増えてきますが、私たちが記憶を語りついで行かなければと思いました。ハルモニたちが涙ながらに経験を語っていた姿が強く印象に残っています。若い世代に見てほしい映画だと思います。学校でも日韓問題、慰安婦のことを学ぶ機会が減っています。学校で自主上映などできたら貴重な学びの場になると思います。10代女性

・「日韓合意」で解決したと思っている人が多いと思います。なぜ「慰安婦像」をおくのかが理解されていない。多くの方が亡くなられているのが残念です。一日も早く日本政府が謝罪をすることが重要です。多くの人に知らせていきたいと思います。

 

​​・このような映画を製作して下さる人々と上映して下さる当映画館に感謝いたします。何度も上映されないと埋もれてしまう内容だと思います。またパート2を製作しっていってほしいです。(大変と思いますが)このような映画がヒットしてしまう(社会の意に反して)世の中になってほしいと思います。(40代)

​・20余年前と比較しての状況の悪化を痛感します。(40代)

​・証言するということは当時を思い出すつらい事なのに何度も話さなければならないハルモニ。認めない日本政府。政治を変えないと人間の尊厳を認めることもできないのか。政治家は人間の心をもった人が多数を占めてほしい。そうしたい。(50代)1/8

​・事実を否定する日本の政治屋は日本をどこに導こうをしているのか。それを報道しないマスコミ、見ないふりをしている。(60代)

​・一人でも多くの人に見せたいです。改めて学校教育では植民地、侵略戦争のことは習わないし教科書でも学ばないと思いました。正しい歴史教育が学べる社会になってほしいです。監督が“慰安婦”の証言を聞きだすことができるのは一緒に闘っているからなのですね。(40代)1/13

​・従軍慰安婦問題の歴史がほんとうに良くわかった。何度もじゅうりんされていることにたまらなくなる。ハルモニたちのハンが腹の底に伝わった。(50代)1/13

​・性奴れい制度の被害者が日本政府の責任だけでなく天皇の責任も追求していたことをこの映画で初めて知った。貴重な証言記録です。渋谷が満席で遠いけどきました。1/13

・ハルモニ達のじかの声を聞け私たちがマスコミや新聞からの情報だけでなく混乱した自分の中で少し整理ができたかと思います。日本の国の信頼がいろいろな面でゆらいでいます。人の命は地球より重いといった言葉はどこに行ったのか?(70代)

​・今回初めて知った事も多く沢山の事を考えさせられました。日本政府も韓国政府も一貫して当事者の声をきいてないことに愕然としました。彼女たちの声を今からでもいいから聴いてほしいと思いました。そして強制連行がなかったと信じる、主張する方達にもまだ本当の事を知らない人たちにもぜひこの映画をみてもらいたいと思います。長い期間を通じて慰安婦の方達の記録を撮り続け映画として伝えてくださった事に感謝いたします。戦争はまだ終わっていない、今も続いている、これから又日本が道を誤らないように私たちが辛い事件を受けとめなければならないと思います。ありがとうございました。(30代女性)

・「慰安婦」問題は日本人にとってあまり触れられたくない問題、もしくはもう既に解決済みだから必要ないと考えている人もいるかもしれません。ですが、この映画を通し少しでも「「慰安婦」の実態が明らかになればと思います。知らないということが一番恐ろしいことです。過去にせずこの事実を伝承していくことが重要だと思いました。ハルモニたちがもつ天皇への「恨」に正直驚きました。(20歳)1/13

・一人でも多くの人に見せたいです。改めて学校教育では植民地・侵略戦争のことは習わないし教科書でも学ばないと思いました。正しい歴史教育が学べる社会になってほりいです。監督が「慰安婦」から証言を聞き出すことができるのは一緒に戦っているからなのですね。(印象に残った場面)ポンギさんの遺骨が韓国に戻るまでの日本、韓国、北朝鮮と何重にも重なる問題は胸が痛みました。短刀を客席に投げるシーン、「謝罪は口だけ」、最後のオクソンさんの「日本に私の人生を台無しにされた」という言葉は歴史を学び直さなければならないと思いました。50代女性

 

・本当に何も知りませんでした。知って良かった。慰安婦像問題がこんなにこじれている理由、というか深層は何か、という疑問に対して知人が「映画『沈黙』を観てくるようにと勧めてくれました。日本人として本当に恥ずかしいと思いました。「日韓合意」について問い直さないといけないです。(印象に残った場面)オクソンさんが村のおじいさんから「これで生計をたてなさい」と太鼓をわたされた話が印象に残ります。それから本当に天の神様が裁きを下して欲しいと思います。社会党があんなことをしていたことは驚きました。恥ずかしい。40代女性

 

・慰安婦問題の長い歴史が少し整理されました。「性暴力」を「奉仕」と言い換えている点を指摘しているシーンでは自分でも事実の認識が曖昧だなと思いました。(印象に残った場面)ハルモニたちが白い衣装を着て、民族の楽器を演奏しながら踊ったりパレードしている姿が、沖縄の基地に反対している地元の方たちの抵抗運動と重なりました。50代

・映像のもつ力はすごいですね。沈黙したハルモニの表情が多くを語っていると感じました。(印象に残った場面)「連行」の場面です。強制力があったかいなか、と言われましたが彼女たちにとっては強制以外の何ものでもない。このことを抑えないと本質がぼやけてしまうと思います。(60代・女性)

 

・本質を見れば日本が戦争責任をとっていないということが問題であるのに、ここまで複雑化してしまい被害者の分断まで招いてこじらせていることが、よくわかる貴重な内容でした。粘りつよくハルモニたちとともに行動され、歴史の事実を記録されたことに敬意を表します。今の歴史改竄ばかりの日本政府、政権を直接、間接に支える私たちが変わるための実践をしたいと思いました。50代男性

 

・慰安婦少女像の撤去を大きな顔をして主張する政治家及びそれに賛成する日本人のなんと多いことか。この国に対して絶望的になりそうになりながら暮らしていました。時期的にもとてもいい製作、上映に感謝です。元日本軍人が一緒に抗議した姿に少しだけ救われました。あと100年、200年、300年鬼神になって恨をはらすべく戦い続けるという言葉が胸を打ちました。60代・女性

2017年12月2日~29日アップリンク渋谷にて4週間にわたるロードショー(アンケート回収104枚から一部を掲載します)

・ハルモニたちが沈黙を破って自分の言葉、声、歌声、そして踊りで戦争の時に体験したことを伝えてくださって初めて、その時の様子や犠牲になったハルモニのみなさんのその当時、そして今の気持ちを知るチャンスをいただきました。会議や講演会で胸のうちを涙を流しながら訴えられていた姿に涙が出ました。きっと15、16歳、小さかった戦時中はどんなに辛くってもその声を出せずにいたのだろうなと思いました。その時に訴えることができなかった小さい力の弱い少女の自分のために、声をあげずに亡くなっていった、殺された他の少女、女性のためにも、今ハルモニたちは命をけずって戦っていると感じました。その戦いはこの先の私たちの世界のための戦いでもあると思います。まちがっていること、戦争反対をしっかりと訴える私になりたいです。どうぞ、どうぞこれからもその素晴らしい笑顔でお元気でいて下さい。どうもありがとうございました。(12/29 28歳・女性)

・率直にはじめはなぜこんなにも感情的に怒りを出して訴えているのか、それでは日本人には受けとめられないのに…と感じてしまったのですが、見ていくうちにその自分の感覚は大きな誤りだと気付かされました。元「慰安婦」のみなさんが受けた被害は“性暴力”です。それを(家族や友人にも語ってこず初めて話すことを)冷静に話せるわけはないよなと。フラッシュバックしたり、まとまりなかったりして当たり前です。男性としてのジェンダーも影響していると思いますが、ハルモニの訴えに上記のように感じてしまった自分が恥ずかしいです。自分の中でも今の若い世代に広がる、歴史を切り離してみる傾向があることに気がつきました。怒りを共有してしっかり伝えていくことが自分を含めて若者には必要だと。(20代 ・男性) 
 

・何回聞いても胸が痛くなる話。ハルモニたちの闘いは何よりも美して輝く。絶対に忘れません。절대 잊어버리지 않겠습니다. 좋은 작품 감사합니다. (10代・女性)

 

・ハルモニたちの闘争を見て私は今まで何をしたのか、ずっと恥ずかしい気持ちを持ちながら見ました。そしてこれから私がハルモニたちのハンを解くために実は自分が人間らしく生きるためにはどうすればいいのかを考えました。30代

 

・被害体験は何度聞いてもつらい。でもなんども聞かなければならない。家族にも少しずつ伝えていきたい。被害にあったハルモニたちが仲間意識を高めて冗談を言ったりして明るくなごやかに話し合っている姿をみてほっとした。少しでも彼女たちの人間性が回復できたのは嬉しい・県立高校の生徒が誠実にハルモニたちの言葉を受け止めていたことには感動した。(40代12/3)


・日本国家はもちろん韓国国内でも知る事、目を閉じない事、記録し記憶することに私も参加したいと思っています。社会党のみならず日本の左翼といわれた人々の心のなさは”ハジ”ですね(60代12/3)


・戦争は本当に恐ろしい。日本軍の当事者も認め声を出すべき。これから戦争へと進むかもしれない・・不安です。慰安婦像は日本にこそ必要だと思います

 

・ずっと以前から慰安婦問題について注目していたがこんなに突っ込んだ内容は初めて。沖縄にも私自身色々縁があり沖縄にもいたことに驚いた。印象に残った場面)ペ・ポンギさんの存在そのもの。私たちが子供の頃に被爆者らしき人の小屋に子供たちが石を投げたことがあり思わず涙した。日本政府のやりかたは全く許せない。日本人全体の女性の人権無視とも重なる問題だ。60代

 

・知らないことが多すぎです。政府は保身を貫き、史実が時間とともに消えてしまうのを待っているのでしょうか。皆さん亡くなっていて何も解決していないのにです。朝鮮人差別の根深さを感じました。また戦争が起きれば同じことのくり返しだと思います。映画を作ってくださりありがとうございました。50代 ・12/3    

 

・慰安婦の方の映画ははじめてみました。私の父は中国へ兵隊でいきました。戦争のことはひとことも喋らず亡くなりました。本当にすみませんでした。60代・12/3
 

・一人一人のハルモニたちを追って動く記念碑を作っていただいたように思いました。ありがとうございました。お一人お一人の姿ことばから人間の力を感じました。力をいただきたいと思います。今日は二回見て帰ります。(80代)
・今までいろいろと映画等を見ましたが朴壽南さんの主張が一番心に響きました。素晴らしい。80代・12/6

 

・従軍慰安婦の方々の生の声、魂の「そこからの」ハンと同時に集まって楽しむ姿が見られてよかったです。彼女たちの志を日本人として受け取り国を日本人を変えなければと思う。よく製作しハルモニの顔、声、姿、思いを記録し伝えてくれました。しっかりと受け止め慰安婦などいなかったという政権を変えたい。

 

・一人一人がはっきり主張していてその姿が清々しく感じた(印象の場面)天皇の責任と国家として責任と補償をいう彼女たち。70代

 

・父が満州へ行った時の写真と記録を整理しています。ネットで調べることが多く、軍の記述の中に慰安所のことがありそれまであまり知る事もなくいたのですが、調べていくうちに新聞で「映画『沈黙』のことを知りました。本当に内容について知ることはなかったのですが、当事者の子はなまなましく、きいていると気持ちが悪くなりました。いおいろなしがらみがあるのでしょうが誠意ある対応が日本には必要だと思います。長年に渡り記録された監督に敬意を表します。60代    
 

・苦しみを耐えながらも踊りや歌で楽しみ楽観的なおばあちゃんたちの精神に感動しました。特に学校で生徒たちと分かち合い生徒たち、つまり若い世代にも伝えてよかったなと感じました。特に中学校で生徒たちと分かち合い生徒たち、若い世代にも伝えてよかったなと感じました。朴先生が世間のうわさや困難を乗りこえつつ真実性あふれるすばらしいドキュメンタリーを提供してくれてありがとうございました。20代・留学生
 

・報道で知らされてない事が多くてもっと勉強したいと思いました。60代・12/4
 

・映像もきれいで革新的な作品だと思います。日本と韓国という国家と人生を蹂躙された個人ということかと思います。戦争になりまた徴兵が始まると狂気のもとに若い無垢な男性がまた同じ蛮行を繰り返すのだと思うとそらおそろしさを感じます。
 

・歴史教育は抹殺されつつあるけどこの映画のように順を追っていくとわかりやすくて良い。元軍医が謝罪するのはいいけど人間に戻れ

る場所が慰安所って?宝くじ売り場に並ぶ人の無関心は現在も同じか。他人事と言えないが。金学順さんの前にも色々な方がいたんですね。国家の責任を認めず基金にすりかえる酷さが良くわかりました。賠償金を払わないより払った方がいいと思った私がばかでした。50代
 

・言葉に表せない程の凌辱で心を殺されたハルモニたちの告発をしっかりと受けとめたいと思います。天皇責任を問うことをあまりにも日本国民はしない、触れない。もう戦時体制。お国のため、天皇のため、再び戦争へと動き出している。何とか止めねば。60代
 

・わかっていた私が何もわかっていなかったと心痛みました。色々感じました。みてよかったです。
ハルモニたちを日本政府の対応に男社会を見て、怒りがわきました。それも羽田、村山政権で。今はもっとひどいことになっているのでは。亡くなっていく方が多いのでどうにかならないかと思う。70代・12/6

 

・映画を見て改めて日本は公式な謝罪と国による賠償(遅すぎますが)しなければならないと思いました。50代
 

・ハルモニの生き様に感動
 

・胸が痛い。日本政府は1日も早く多くの被害者個人に謝罪すべき。真実を歴史に残すべきだ。正しく後世に残ししっかりと教育して次

世代に伝えるべきだ。生存33名になってしまった。ハルモニたちに時間はない。60代
 

・あまりに大きな課題をつきつけられて今は正直に混乱しています。うまく消化することができません。時間をかけてそしゃくしていきます。今この作品が公開された重だを感じています。ハルモニたちは少女像についてどう思うのかきてみたい。映画ありがとうございました。うまく書けません。日本でのデモの姿、日本国民はどのくらい知っていたのかと思うと悲しくなる。30代
 

・ハルモニたちの思いがよくわかりました。日本政府は国が賠償すべきだと思いました。わかりにくかったことが少しわかりました。60代

 

・当事者にしか語れないハンの深さを感じた。直接の体験者が高齢化や死去によって語れなくなることで、日本政府の責任や被害の大きさを小さく見せようとする日本政府の狙いは成功していく。国民基金が受け取る、受け取らないで被害者を分断したことは知っていたが、映画で紹介されたほどの深刻な対立を生んだことは知らなかった。2015年の「合意」もまた同じ苦しみを当事者に与えたことだろう。少女像の問題も日韓の対立を深めているが率直に加害責任を認め、日本が女性の人権を尊重し戦時性暴力を許さない闘いの先頭に立つという決意のシンボルとするような姿勢を見せた方が日本にとってはるかにプラスになるのに。度量の小ささ視野の狭さが悲しい。60代

 

・日本政府の責任は当たり前です。戦争だったからと許されることではないし、やはり闘い続けていくことが二度とこういうことをさせない事だと思います。歴史の事実を語り継ぐことが一番だと私たちが知っていくことが歴史に学んでいくことが大切だと思いました。60代
 

・今日の映画を見るにつけ、日本が過去の歴史に正面から向き合っていない事を実感した。(私も含めて)今年韓国を訪問し日韓の歴史の真実をもっと知らなければならないと実感した。日本人にこの映画をもっともっと見て欲しい。50代
 

・退屈することなくひきこまれました。体制を守る警官や刑事の顔。沖縄で土人発言をした人たちと同じ鬼のようです。60代・12/16
 

・慰安婦の方々が置かれている現状に強い関心を抱いている者ですが、恥ずかしながら存じ上げなかった事実をいくつか知ることができました。12/17
 

・戦争は終わった時に生まれたのですが学生時代に色々母父に聞きました。日本軍が中国や韓国や色々なところでひどい事をしたと話してくれました。本当に一人ずつ生きてる人だけでも日本は謝るべきです。戦争は弱者、関係のない人が犠牲者となったと思います。70代
 

・よくできた記録でした。個人の尊厳を取り戻し人権をかけたたたかいですね。一人ずつの胸にしっとりとしみこんできました。70代
 

・生々しいハルモニたちの証言を見聞きできる貴重なドキュメンタリーと思いました。ハルモニ達がどうして国民基金を頑なにうけとらないのかとの根本原因を当事者の発言からよくわかりました。ハルモニ達は日本と韓国のあいだにおいても、どちらからも様々な妨害工作を受け心理的なセカンドレイプを受けて苦悩にあっていると思いました。ぜひ日本のみならず韓国・英語圏での映画祭にて上映されることを望みます。韓国であれば著作権料があるので大変でしょうが歴史修正主義のはびこる現代において一人でも多くの人に届けばと思います。50代
 

・今天皇代かわりで天皇制や天皇の戦争責任についてメディアはじめ反動の人々さえ問題にしなくなったことにいきどおりを感じています。ハルモニたち、そしてこの映画は天皇責任と国家の謝罪をはっきり告発していて、今とても必要な視点だと思います。国民基金の人々との溝も解決できないまま分裂を図るあり方はひどいです。彼らでさえ理解できなかったのはとても残念でした。
 

・とても心を打たれました。涙があふれました。本当にあまりに遅くなってしまいましたがこれからの日本を変えていかなければならないと思います。
 

・当事者の一言一言に日本人である自分がどんな責任と自覚を求められているのか問われました。(印象に場面)ぺ・ポンギさんの表情、言葉です。50代
 

・いわゆる慰安婦問題運動を歴史的に流れを見ることができてよかったです。今、この問題をなかったかのように言う人たちがいる。この映画をたくさんの人に見てほしい。私もなるべく多勢宣伝します。70代
 

・歴史修正主義者たちのデマが世の中に溢れている今、慰安婦の証言を記録したドキュメンタリー製作が上映された監督やみなさまに敬意を評します。ヘイトスピーチが堂々と街頭で叫ばれる世の中になってしまいましたが、地道な取材をずっとされていて今上映されたこと心から敬意を表します。鹿児島でも上映したいです。
 

・日本人として全く責任をとらず謝罪しようとしない日本政府の姿勢を改めて恥ずかしいと思いましたし、同じ女性として悔しさと憤りを感じました。素晴らしい映画をありがとうございます。慰安婦はなかったというような言説がまことしやかに吹聴されヘイトスピーチが公然と行われている今、もっと多くの日本人が見るべき映画だと思いました。40代
 

・闘うということがこんなにもゆうきのいることかと改めて感じました。ハルモニたちは日本国家に人生を奪われただけでなく、沈黙を強いられて長い時間、生きなければならなかった戦後、戦いに立ち上がっても二重三重に受けるバッシング分断。でも彼女達の闘う意志を受け継ぐ人たちは必ずいると思います。60代
 

・大変良い映画で感銘を受けました。国際法上も個人の権利を認め始めているのですから、これに対応する法的責任が日本政府にあるはずです。国家に対する賠償と個人に対する賠償の二重の法的責任が日本政府にはあります。後者についてはまだ責任を果たしておりません。正式に閣議決定で被害者個人に対する法的責任を認めて侵略戦争であったことを直視する以外にこの問題の解決はないと思います。心より被害者の方々に謝罪します。
 

・戦争のむごさ、そして国という名の下にその一員となって人の心を失っていくことの怖さを思いました。命、人権を守ること、それは人として努力しなくては絶えず自問自答しなくては見失ってしますあやうさを感じました。60代12/26
 

・私はベトナムのタイオキシン被害者支援活動をしておりますが、日本人の無責任さは恥ずべき状況です。慰安婦問題と同じです。70代12/29
 

・長期間撮り続けた労作だと思いましたが被害者、運動側の分裂がとても残念です。60代12/29
 

・新聞記事でご連絡してきました。すばらしい映画でした。絶対に忘れず自分のできることを探したいと思います。見なければわからないと思います。たくさんの人に見てほしいです。当事者のかたの証言は絶対的な説得力があると思います。次の世代に確実に受け継いで生き長く活動が必要だと思います。ありがとうございました。お身体をお大事になさってください。60代12/29

2017年12/9~15 名古屋シネマスコーレ

 

・名古屋シネマスコーレで「沈黙 立ち上がる慰安婦」を見ました。
「従軍慰安婦」と一括りされがちですが其々名前も人生もある女性。
屈辱と恐怖からの沈黙に対する両国政府の仕打に自分の尊厳を取り戻そうと必死に声を上げる様。考えさせられました。なんて言うか・・上手く言葉が見つからない程、悲しい実話。

 

・命を削るように性暴力被害を訴えて来たハルモニ達に対して、日本社会は、暴言や冷笑や札束や、あと圧倒的な沈黙で応えて来たのだなあ。
悲しい。やるせない。悲しい

 

오늘 아내와 함께 위안부를 다룬 다큐멘터리 영화 <침묵-일어서는 위안부(沈黙 立ち上がる慰安婦)를 보고 왔다. 몇번의 영화제를 거쳐서 지난 12월 2일 시부야를 시작으로 일본 전국에서 순회상영 중인 것 같다. 나고야에서는 약 1주일간 주로 인디영화나 다양성 영화를 트는 아주아주 작은 극장(사진참조)에서 오후 2시 40분이라는 애매한 시간대에 틀어주고 있다.

감독은 박수남이라는 재일동포 2세분인데 올해로 82세가 되신 할머니다. 이미 오래전부터 위안부나 재일동포를 주제로 한 다큐멘터리를 찍거나 운동에 열정적으로 참여하신 분으로, 실제 그 분이 참가했던 90년대 위안부 할머니들의 약 수년간의 투쟁과정을 담은 필름을 이번에 편집하여 내놓은 것이다. 2014년에 감독 본인이 아직 살아계신 위안부 할머니를 찾아간 장면도 있어 과거와 현재가 교차되기도 한다.

1990년대 초중반은 위안부 문제가 본격적으로 공론화되었던 시기이다. 그동안 침묵을 강요받았던 할머니들이 직접 '똘똘뭉쳐' 일본 정부를 상대로 제대로된 사과와 보상을 요구하기 시작했다. 이 당시 나는 초등학생(아니 국민학생;)이었고, 이 흐름을 이해하기에 아직 어린 나이였기 때문에 거의 알지 못한다. 영화를 보면 운동을 하던 당시 할머니들의 모습들이 바로 어제일인양 생생하게 그려진다. 이 필름을 공개한 것 자체만으로도 충분히 가치가 있겠다 싶었다.

그런데 1996,7년 즈음해서 아시아 여성기금을 둘러싸고 운동주체들 사이에서 여러 갈등이 있었던 모양이다. 이 영화의 감독인 박수남씨도 이 사건에 연루되어 있었다. 이 과정을 두고 영화는 당시 정대협에 대해서 상당히 날선 비판을 하고 있다. 조직의 세력확장을 위해 거짓말과 이간질하는 모습도 보인다. 이 부분은 상당히 예민할 수 있는데, 만약에 국내에 정식 상영된다면 여러모로 말이 나올 수 있을 것 같다.

그래서 그런 것일까. 위안부를 다룬 다큐멘터리라는 점에서 한국에서 꽤 주목을 받을 수 있는 작품임에도 불구하고, 검색을 해봐도 보도자료를 받아쓴 것 같은 정도의 자료밖에 안나왔다. 나도 거의 사전지식 없이 이 작품을 감상했다. 억측에 불과하지만 어떤 정치적인 이유로 이 작품이 한국에서 묻혀지거나 하는 일은 부디 없기를 진심으로 빈다.

물론 혹시 논란이 될 수도 있는 이 장면들은 작품 후반부의 극히 일부일 뿐이다. 개인적으로 위안부 할머니들 자신의 목소리가 담긴 이 영화가 한국에도 정식으로 소개되어 알려졌으면 좋겠다. facebook

(翻訳)今日妻と一緒に慰安婦を描いたドキュメンタリー映画『沈黙−立ち上がる慰安婦』を観てきた。何回かの映画祭の後、去る12月2日渋谷をはじめ日本全国で順次上映中のようだ。名古屋では1週間、主にドキュメンタリー映画や多様な映画をかけるとても小さな劇場(写真参照)で午後2時40分というあいまいな時間帯で上映されている。監督は朴壽南という在日2世で今年82歳のおばあさまだ。かなり前から慰安婦や在日同胞をテーマにしたドキュメンタリーを撮り、運動に熱心に参加してきた方で、実際監督が参加していた90年代、「慰安婦」ハルモニの数年間の闘争過程を撮りためたフイルムを今回編集している。2014年に監督自身が、生存中の「慰安婦」ハルモニを尋ねる場面もあり過去と現在が交差している。1990年代はじめは、慰安婦問題が本格的に議論される時期だ。その間、沈黙を強いられていたハルモニたちが直接 “集まって”日本政府相手に正式謝罪と補償を要求し始めた。この当時私は小学生でその流れを理解するには幼く、ほとんど知らない。映画を見ると運動してきた当時のハルモニたちの姿は、つい最近のことのように生々しい。このフィルムを公開することだけでも十分に価値があると思った。ところが1996年7月ごろには「アジア女性基金」をとりまき運動の主体たちの中に様々な葛藤があったようだ。この映画の監督の朴壽南さんもこの事件に巻き込まれていった。この過程について映画は当時の挺対協についてとても鋭い批判をしている。組織の勢力拡張のため嘘と分断をさせる姿も見える。この部分はとても敏感で、もし韓国内で正式に公開されるとしたら様々な話題になるだろう。だからなのか。慰安婦を描いたドキュメンタリーという点て韓国ではすごく注目をあびる作品であるにも拘らず検索しても報道資料を引用した程度の資料しか出てこない。私もほとんど基本知識なく作品を観た。推測に過ぎないがどんな政治的な理由であろうと、この作品を韓国で埋もれさせることがないように心から願う。もちろん論争になりそうなこれらの場面は作品の後半のほんの一部にすぎない。個人的には「慰安婦」ハルモニたち自身の声が描かれたこの映画が韓国でも正式に紹介されることを願っている。facebook

11月19日京都龍谷大学、23日大阪生野での自主上映に約200名が集まりました。 

 

・こんなに画面から目が離せず終わった後にズシリと全身が重い映画は、はじめてである。当事者の証言だけがもつ迫力の前に『沈黙』する。日本人の多くが一人の証言さえ聞いたことがなく、歪められた中傷記事だけで判断している現状で、砂の中の宝石のような映像。韓国は10億円を返金し、合意を見直すしかないのでは。ハルモニたちの生存中の解決はできなくなるが、救済は何らかの形で韓国政府が行い(見舞金の拠出など)、未来の歴史認識の共有を目指すべきか。蛇足ですが、

「恨(ハン)=恨みと訳さない方がよいのでは。恨の文化だから、韓国人は恨みを忘れない、劣等民族などという誤解、誹謗に使われている。恨=喪失の痛み恨を晴らす=痛みを昇華すること。名誉回復、人間的尊厳を取り戻す、とすべきでは。

・長い間日本政府から無視されても堂々戦って来てる「慰安婦」女性たちはすごいと思った。かなり大変だったと思う。売春とかいろいろマスコミで言われたりしても戦っている。天皇陛下と政府の問題大きいと思う。私たちも勉強して動けたらと思いました。

 

・朴壽南監督が長い間非常なご尽力の下立派な映画を完成してくださり感謝です。安倍首相はウソ・ごまかしの人間正義の欠如。誠意の欠如の人間ですが多かれ少なかれ日本人一般にも同様のことがあります。一昨年の日韓合意は全くのごまかしで、韓国の人たちが反するのは全く正当です。一部日本のメディアはこれを批判しているが、あるのは全くの日本人の<劣化>そのものです。利益信仰が日本人の宗教で、そこから不正義が強くて出てきます。もっとマスコミ人が見て勉強せねばなりません。この事実を見ようともしない国会議員も見なければなりません。朝鮮戦争があったのでそれがトラウマとなり韓国でも北朝鮮でも互いにきびしい差別があり、これは時間ががかかると思いました。ハルモニにイエスキリストの導きを見る思いでした。

・1994年〜96年当時の「慰安婦」への戦後補償の戦いのことを思い起こしながら拝見いたしました。ただ当時は韓国政府や支援団体内の複雑な相違とあつれきのことは良くわかっていなかったので認識をあらたにしたところも多かったところです。映像にもあったように「慰安婦」の方々がなくなって行く中で次の世代への継承がどうあるべきか、現在の日本の状況のもとで考え進まねば。ありがとうございました。

・元「慰安婦」ハルモニたちが置かれていた状況は思った以上に過酷だった。政府の方針が彼女たちの気持ちを踏みにじる形で行われていることがわかった。このことを理解してない日本人が多いことが残念だ。

・現在の「慰安婦」サバイバーのかげに多数の戦場で殺された「自殺」した「慰安婦」がいるんだということを忘れてはいけないと思った。朴壽南監督のことば「日本の戦後の思想家、評論家の中で侵略戦争の日本の責任を問い詰めた人がいただろうか?いませんよ」という言葉、印象に残った。

​・尊厳ということを考えさせられる作品でした。知る手がかりとなる記録、多くの人に見ていただきたいと思います。そのおてつだいができればと思いました。

・証明すること、語ること、その勇気によって、ハルモニたちが尊厳を踏みにじられた事実を訴えかける姿が印象に残りました。同時に侵略やハルモニの被害を認めようとしない日本政府に対する怒りも湧きました。私が高校生だった90年代には従軍慰安婦の人々の被害を訴える報道、ドラマなどが数多く放映されたりしてました。しかし、いつのまにか、日本でも「慰安婦」の人々の被害を語らず、沈黙して行きました。そのことがどれだけハルモニたちの尊厳を無視する行為なのかということを改めて確認できました。この映画があることによって、沈黙せずに被害や怒りを語り続ける重要性を確認できたようです。この映画から知ること、一緒に怒ること、ハルモニたちの苦悩を私たちが忘れないことの大切さを教えられました。

・被害女性たちと監督との連帯の姿に胸をうたれました。女の連帯という面からもとても感動をうけました。被害女性の生き生きとした姿とたくさんの記録に映像の持つ力を感じました。天皇への怒りが激しいことも印象的でした。

・テレビニュース等でよく耳にする話題でしたが詳しいことはほとんど知らなかったので、今回映画を見て私が生まれる以前から慰安婦問題に対する運動があった事を知り、中には私にとっても衝撃的な内容もあり、思わず涙が出てくる場面も多くありました。やはり被害者の方々が亡くなってしまってからでは謝罪をしても遅すぎるので、迅速に解決して多くの人が正しい理解を持つべき問題の一つだとここから感じました。

日本の人はあまり加害的な行動には関心を示さない人が多いように感じますが、学生の私にできることとして今日見聞きした内容を私の家族、友達にも共有して、少しでも日本国民全体の理解につなげられればと考えます。

・活字では読んだことがあったが元「慰安婦」の実際の表情、声など感情を目にするのは初めてだったのでなんとなく衝撃だった。元「慰安婦」というくくりでなく、一個人として見られるものだったのでなかな新鮮だった。

11月26日、福井県おおい町自主上映会。

 

日本第一党関係から公共施設や主催者へ何通ものメールや電話で上映中止を求める攻撃があった福井。

当日2名がビラを撒きにくるという緊張事態もありましたが、混乱はなく1日二回、多くの方が鑑賞しました。

・ハルモニたちを「攻撃」している人々に観ていただきたい。歴史を正しくみようとしない国民会議の議員たちに観て欲しい。

・国と国との和解だけで終わらせてはならない。「人権」を守ることの大切さを映画を通じて改めて実感しました。従軍慰安婦、戦争、原発、いろいろなことに責任をもとうとしない政府に言い続けることの大切さを大きな意味で受け取りました。たまたま与謝野街でみかけたチラシをみて一人で来てしまいました。なかなか仲間を広げることが苦手ですが、まず私から、行動にうつしたことはほめてください。主催して下さった方に感謝。映画をつくり、ハルモニたちと共に闘った監督に感謝。

・ハルモニたちの嘆きは、日本国民の問題だとわかりました。日本がきちんと侵略戦争を反省し、謝罪することが大切。

・言葉がない。特に日本の政治家、役人は全員が見るべき。

・とても複雑な思いだったが真実を語る」行為は大きな強い影響力がある。全て戦争が悪いのだ。昔の日本人は嫌い(悪い人)だがよい日本人は韓国にくればいい!のことばは印象的。いい機会でしたありがとうございました。真実を知り心に残る映画でした。

・今さらながら戦争の悲劇を痛感させられる。彼女たちの苦痛がなくならない以上、まだ戦争は終わっていない。

・ショック

・全ての発言が心にしみましたが・・・高校生の発言はまだ日本は捨てたものじゃないと思った。平和であり続けることの意味を考える学習会をしたいです。

bottom of page